産後うつとは?症状チェックリスト20と原因・期間・対策まとめ

1. 産後うつとは?

産後はうつになりやすい

産後うつとは、名前の通り、産後に出るうつ症状のことをいいます。

思い通りに行かない育児の疲れ、プレッシャー、不安などがたまって発症してしまうとされています。

産後はうつ病になりやすいと言われていて、10~15%ものママが産後うつになるというデータもあるほどです。

中でも、育児も家事も完璧にこなしたいと考える、責任感の強い人になりやすいです。

出産して2~3週間以降、3ヶ月以内に発症することが多く、人によって症状は違います。

産後うつは病気ですので、放っておくと症状がどんどん重くなり危険です。

産後うつになる原因

産後にうつになってしまう理由に、以下のような原因が考えられます。

ホルモンバランスの変化

妊娠すると、妊娠を継続させるために、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンがたくさん分泌されることになります。

出産すると、妊娠中に分泌されていた女性ホルモンの分泌量が減ります。

そうなるとホルモンバランスが急激に変化し、心も体も不安定な状態になって、産後うつになりやすくなってしまいます。

睡眠不足

赤ちゃんのお世話というのは大変ですよね。

じゅうぶんに睡眠がとれないことも少なくありません。

特に、生後1ヶ月ぐらいまでは、育児にも慣れず心身にいろいろな影響が出ます。

産後、まだじゅうぶんに体調が回復してないママにとって睡眠不足はなおさら辛いことです。

生活スタイルの変化

子どもがうまれると、これまでの生活が一変します。

頭ではわかっていても、いざ生活がすべて変化すると、ついていけないことも少なくありません。

外に連れていけない赤ちゃんと24時間一緒の生活になります。

そうなると、育児疲れだけでなく、社会から置いていかれているような孤独感を感じるママも少なくありません。

家事や育児が思い通りにならない

育児本を見なくても、最近はネットで育児に関する情報を簡単に見ることができます。

妊娠中から、育児について調べているママも少なくありません。

しかし、実際に体験すると調べていた通りにいかないことがほとんどです。

完璧主義で、頑張り屋のママに多いのですが、自分が思っていた通りにいかないと、それが大きなストレスになってしまうのです。

協力してくれる人が周りにいない

核家族化が進んでいる現在、家族の協力が得られなというママも少なくありません。

両親がすでに他界している、近くに住んでいないというような理由で、協力してくれる人が周りにいないこともあります。

ただでさえ不安な産後に、1人ですべてのことを乗り切るのは辛いものです。

不安、疲れ、睡眠不足などいろいろなことが重なって産後うつを引き起こしてしまうのでしょう。

2. 産後うつの原因って?

産後うつの期間っていつまでなの?

産後うつは、妊娠前の状態に戻るためにホルモンバランスが急激に変化して不安定にな状態になること。

育児の疲れや不安、孤独感などが重なって発症するといわれています。

そんな産後うつの期間には個人差があります。

だいたい、産後2~3週間頃から発症する人が多いと言われていますが、3~4ヶ月を過ぎて発症する人もいます。

治るまでには1ヶ月以上かかる人が多く、長くなると数年以上かかることもあります。

3. 産後うつの症状をチェックリストで見てみよう

産後うつをセルフチェック

産後うつかどうかの判断は、それほど難しくありません。

自分だけで判断するのはよくありませんが、気になる症状があるのであれば、セルフチェックしてみましょう。

セルフチェックリスト

冷静になって自分の行動を振り返り、当てはまる項目がないか、チェックしてみてください。

  • 気分がとても落ち込む
  • 理由もなく涙がでてくる
  • イライラして落ち着かない
  • 今まで関心があったものや好きなことに興味がもてなくなる
  • 性欲や睡眠欲がなくなる
  • 考えがまとまらないため、家事の段取りができない
  • おしゃれやメイクをする気にならない
  • 子どもをかわいいと感じることができなくなる
  • 子供のことが過度に心配になる
  • 過食気味・拒食気味になる
  • 洋服などものを欲しいと感じない
  • 夫に愛情を感じられない
  • 自分ばかりが大変なように思える
  • 他人と会うことが面倒に感じる
  • つねに疲れているような感じがする
  • 下痢や便秘になる
  • 先のことを考えると不安になる
  • 将来に対する希望がもてない
  • 集中力や記憶力が低下したと感じる
  • 何事も自分が悪いと考えてしまう

4. 産後うつにならないための対処法

産後うつの原因が分かれば、産後うつを予防する対策を知ることが大切になります。

産後うつにならないための対策

産後うつを発症したママの多くは、育児と家事で疲れきって、気付いたらうつになっていたということが多いです。

家事と育児に追われて、余裕がなくならないようにするためにも、妊娠中から対策しておくことをおすすめします。

できれば妊娠中から、いざという時に助けてくれる人を見つけておきましょう。

旦那さん、両親、親族、友人など関係性を築いておいてください。

いざというときに、頼れる存在を妊娠中に見つけておくと、気持ち的にも安心です。

完璧を目指さないようにする

家事も育児も完璧にしよう!と頑張るママも多いはずです。

ですが、完璧を目指して頑張るママほど、産後うつになりやすい傾向があるといわれいます。

責任感が強く頑張り屋というのはいいことですが、完璧を目指すのはやめるようにしましょう。

子育ては、完璧にできないのが当たり前です。

思いもよらないことが起きてばかりで、誰だって完璧にできないのが当然です。

育児で忙しいときは、家事が後回しになるのも仕方ないことです。

自分をせめず、「完璧にしなくてもいいんだ」と気軽に考えるようにしてくださいね。

育児本を参考にしすぎないようにする

子育てがはじめてのママにとって、育児本というのは強い味方ですよね。

ですが、子どもの成長は本当にさまざまです。

みんな個性があるので、育児本とは同じようにいかないことがほとんどです。

育児本では平均が書かれていることが多いので、本通りにいかなくても不安になる必要はありません。

本は参考程度にしておくようにしましょう。

不安なときは、赤ちゃんをたくさん見てきている専門家に相談するのも、1つの方法ですよ。

時間が空いたら睡眠をとる

産後に限らず、睡眠不足になると、疲れが溜まって不安定になりますよね。

育児で忙しい産後は、特に精神的に不安定になりやすいものです。

産後うつを防ぐためには、睡眠時間を確保することが必須になります。

赤ちゃんが寝たら家事をしよう!と思うママも多いですが、少しぐらい家事をしなくても平気です。

赤ちゃんが寝ている間は、一緒に寝ることをおすすめします。

普段パパが仕事で忙しくても、お休みの日はできるだけ育児を協力してもらうようにしましょう。

家族に理解してもらう

これまで紹介した産後うつの対策方法は、家族の理解なしでは難しいです。

残念ながら多くの人は、「産後うつってなに?」という状態です。

産後うつが原因で何もできないのに、「楽したいだけでしょ?」、「家事をきちんとしてよ」というパパも少なくありません。

辛いときに、家族にもそのように言われるとなおさら落ち込みますよね。

ですから、産後うつのことを分かっていない人が多いということ前提で、産後うつのことを知ってもらうようにしましょう。

一緒に病院に行って先生に話しをしてもらったりして、産後うつの辛さを理解してもらうことが大切です。

パパや家族に理解してもらえば、ママの気持ちも楽になるはずです。

家族の理解が、産後うつ対策につながります。

ママ友を作る

出産前であれば、友達と会ったり、母親学級などに行ったりして出かけることも多いと思います。

産後は育児と家事に追われますし、赤ちゃんをすぐに外に連れていくこともできないですよね。

そうなると、産後はどうしても自宅に引きこもりがちになってしまいます。

引きこもりになると、外の世界と離れたような孤独感を感じ、それが産後うつに繋がることがあります。

孤独感を感じないためにも、ママ友を作って、できるだけ外にでるようにしましょう。

産後であっても、産後ヨガやベビーマッサージなど、赤ちゃんとお出かけできるところもあります。

こうしたところに出かけると、周りとの繋がりを感じられます。

ママ友も見つけやすいと思います。

1人で抱え込まないようにする

育児について不安があるのであれば、誰かに相談するようにしましょう。

ネットや育児本を参考にするのもいいですが、内容が当てはまるとは限りません。

パパ、両親、友達など、誰でもいいので悩みを話すようにしてください。

周りに話せる人がいないという場合は、各自治体の保健士さんに相談するというのもおすすめです。

専門家に相談するといいアドバイスがもらえることがあります。

1人で抱え込むのだけは、やめるようにしてくださいね。

5. 産後うつの治療について

産後うつは治療が必要?

産後うつは、うつ病という「病気」です。

そのため、きちんとした治療が必要になります。

適切な治療をしないまま放っておくと、自殺を考えたり、赤ちゃんを虐待してしまったりすることもあります。

早めに治療すれば、他への影響も少ないまま、治すことも可能です。

産後うつの場合、カウンセリングや薬物療法を行うのが一般的です。

症状が軽ければ、カウンセリングで話しを聞いてもらうだけでもだいぶ改善することがあります。

産後うつかもしれない…と思ったら、早めに治療するようにしましょう。

産後うつの治療の内容

産後うつの治療方法は、症状の度合いによっても違ってきます。

症状が軽ければ、カウンセリングなどの対話療法になります。

症状が重い場合はカウンセリングに加え、薬物治療が必要となります。

薬物治療には、抗うつ剤や精神安定剤などが処方されます。

産後うつは早く対応することが1番

産後うつは、早く見つけて治療するということが原則です。

紹介したセルフチェックで、複数の項目に該当した場合は、産後うつの可能性があります。

セルフチェックで複数の項目が当てはまったら、早めに病院へ行って相談するようにしてください。

赤ちゃんがうまれると、つい頑張りすぎてしまいがちです。

あまり思いつめずに、肩の力を抜いて赤ちゃんと向き合えるといいですね。

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