早期閉経とは?妊娠できない?原因・症状・治療法は?

1. 早期閉経とは?

早期閉経とは、まだ閉経年齢に至らない女性が、閉経してしまう状態のことです。

早期閉経が起こる確率は、20代で1000人に1人、30代では100人に1人といわれています。

最近では、早期閉経の症状を訴える若い女性も、年々増加傾向にあるといわれています。

閉経とは?

閉経とは、高齢のため生理がなくなる状態のことをいいます。

基本的には、50代くらいで閉経を迎える方が多いようです。

少しずつ生理周期の感覚が長くなっていき、次第に生理が全くこなくなります。

生理がなくなりますので、排卵も起こらなくなり、結果として妊娠の可能性もなくなります。

閉経の定義

現在、WHO(国連世界 保健機関)は、閉経の定義を「卵巣における卵胞の消失による永久的な月経の停止」としています。

実質的な定義としては、45歳以上で、1年間以上生理が来なければ、閉経とみなされます。

早期閉経の定義

通常50代で迎える閉経ですが、現代では20〜30代の若い女性で閉経を迎えてしまう人がいます。

早期閉経の定義としては、43代未満の女性が自然閉経を迎えてしまう状態をいいます。

早期閉経と無月経の違い

早期閉経と無月経の違いとしては、卵巣機能が完全に停止しているのか、一時的に休止しているだけなのかの違いです。

そのため、無月経の場合には治療によって卵巣機能が回復し、排卵を起こす可能性があります。

早期閉経か無月経かは、検査結果によって診断されます。

2. 早期閉経の症状

典型的な早期閉経の症状

早期閉経の定義は、40代未満で自然閉経を迎えてしまうというものです。

しかし、最も典型的なパターンとしては、生理が始まった当時から生理不順気味という方です。

10代後半〜20代前半では、年に数回しか生理が来なくなり、30代までの間に完全に生理が無くなってしまうというパターンです。

その他の体に現れる症状

早期閉経でも、閉経してしまうと、更年期障害に似たような症状が現れるとされています。

おもに、顔が火照ったりのぼせたり、気分にムラができる、疲れやすくなるなどです。

3. 早期閉経の原因

原因不明が多い早期閉経

早期閉経の原因は、はっきりと分かっている割合の方が少ないのが現状です。

現在のところ、はっきりと原因が分かっているものは、全体の10%〜20%といわれています。

早期閉経のおもな原因

はっきりと分かっている原因の中でも、おもな原因は以下のものです。

  • 遺伝性の疾患
  • 甲状腺などの疾患

その他の原因となる可能性のあるもの

この他にも、はっきりと断定できないものの中で、原因として疑われるものがあります。

原発性無月経も早期閉経に含まれる

18歳を過ぎても、生理が一度も起こらない状態を、原発性無月経といいます。

中には、生涯のうちに生理が一度も起こらないままという方もいます。

このような状態も、早期閉経に含まれる場合があります。

病気の治療が原因となる場合もある

また、最近では20代〜30歳代で卵巣嚢腫(おもにチョコレート嚢腫)が見つかる方も増えています。

そのため、卵巣嚢腫の手術を受けて、30歳の後半から生理不順となり止まったという経過をたどる方もいます。

このような状態も、早発閉経と診断される場合があります。

4. 早期閉経の検査と治療法

早期閉経の検査内容

早期閉経の検査内容は、おもに問診と血液検査です。

まずは、現在の生理周期の状態や年齢などの簡単な問診をうけます。

それから、注射器を用いて血液を採取していきます。

血液を採取して、含まるホルモンの値を確認するためです。

血中のホルモン値で分かる早期閉経

血液検査では、卵巣の機能を確認することができます。

血中のゴナドトロピン(FSH)値が40mIUml以上で、エストロゲン値が低い場合には早期閉経が疑われます。

検査結果に加え、問診で40歳未満で半年以上無月経の状態が続いていると答えている場合は、早期閉経と診断されます。

場合によっては腹腔鏡検査も

ほとんどの場合、早期閉経は問診と血液検査で診断されます。

しかし、まれに、確定診断のため腹腔鏡検査を行う場合もあります。

腹腔鏡検査では卵巣の萎縮を確認したり、卵巣組織の一部を採取し、原始卵胞がなくなっていることを確認します。

ただし、この検査が行われることはほとんどありません。

早期閉経の治療

早期閉経の自然治療は不可能

一度閉経すると、自然に卵巣機能を回復させることは、ほぼありません。

そのため治療法も、早期閉経そのものを治すという治療は存在しません。

ホルモン治療が一般的

早期閉経の場合は、ホルモン治療によって排卵を促進して妊娠を目指す方法が一般的です。

ホルモン治療を続けながら、排卵の可能性を少しでも探っていくことが先決です。

5. 早期閉経は妊娠できない?

早期閉経は、卵巣機能が完全に停止しており、排卵していない状態のため、事実上妊娠することはできません。

しかし、早期閉経の期間がまだ浅く、卵子が残っている場合には、体外受精などで妊娠の可能性を高めることは可能です。

早期閉経の疑いがある場合にはすぐに病院へ

早期閉経の疑いがある場合、妊娠を希望する方は放置するのが一番の問題となります。

早期閉経の場合でも、早めに医師の診療を受けることで妊娠の可能性が高まります。

生理が3ヶ月以上止まってしまった場合には、速やかに医師の診療を受けましょう。

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