卵巣機能不全って一体なに?妊娠できる?原因・症状・治療・改善

1. 卵巣機能不全とは?

卵巣機能不全とは、女性の不妊原因の1つです。

卵巣の機能が低下して、結果的に、妊娠しにくい体になってしまいます。

女性の生理周期をつかさどる2つのホルモン

女性の卵巣からは、生理周期にとって重大な役割を果たす、2つの女性ホルモンが分泌されています。

それぞれの名前を、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」といいます。

この2つのホルモンは、交互に分泌され、生理周期を調整しているのです。

卵巣機能不全とは2つのホルモンバランスの乱れ

生理周期には欠かせない、この2つのホルモンですが、卵巣機能が低下するとバランスが乱れてしまいます。

その結果として、生理不順になったり、排卵障害が起こります。

卵巣機能不全は、別名「卵巣機能低下症」と呼ばれています。

2. 卵巣機能不全のおもな原因

卵巣機能不全の原因は、決して1つではありません。

おもな原因として、以下のものが考えられます。

  • ストレス
  • 冷え症
  • 過度のダイエット

なかには、いまだに原因不明とされているものもあります。

原因は自律神経の乱れに繋がっている

卵巣機能不全の原因と考えられるものは、全て自律神経を乱れさせる引き金となっています。

卵巣に、女性ホルモンを分泌するように指令を出すしているのは、脳の視床下部です。

視床下部は、女性ホルモンの分泌を促す他にも、自律神経をつかさどる役目もあります。

そのため自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れて、結果的に卵巣機能不全を引き起こすのです。

卵巣や脳の病気が原因の場合も

自律神経の乱れ以外にも、卵巣の病気そのものが原因となって、卵巣機能不全が起こる場合があります。

また脳の視床下部・下垂体に疾患があり、卵巣機能不全に繋がっている場合もあります。

更には、甲状腺の異常や、先天的な異常である場合などもあります。

卵巣機能不全の症状

排卵機能不全は生理周期の乱れから始まる

卵巣機能不全の症状を発症すると、高い確率で生理周期に異常が起こり始めます。

生理が年に数回しかこない「稀発月経」や、生理が1週間以上続く「過長月経」などの異常が見られます。

しかし、例え生理周期が乱れている場合でも、しっかりと排卵している場合は、排卵機能不全ではありません。

不妊症の可能性がある排卵機能不全は?

しかし症状が進行してしまうと、90日以上生理が来ない「無月経」や、排卵が起こっていない「無排卵」の場合があります。

ここまでくると、不妊の疑いがあり、排卵機能障害の可能性が高くなります。

3. 卵巣機能不全の検査

基本的な検査は血液検査で調べる

排卵機能不全の検査を行う場合、まずはエストロゲンとプロゲステロンが、基準値であるかどうかを調べます。

このため、血液を採取し、血中に含まれるホルモン値を測定して調べます。

その他の検査

脳の視床下部や下垂体に疾患の疑いがある場合には、脳の検査にすすんでいきます。

また、卵巣自体に疾患の疑いがある場合には、超音波検査などで、更に検査をすすめて、原因を調べます。

4. 卵巣機能不全の治療法

卵巣機能不全は、原因によって治療法もさまざまです。

ここでは、おもな治療法をあげていきます。

  • 生活改善
  • ホルモン治療
  • 甲状腺や脳の専門医との連携

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

生活改善

自律神経の乱れが原因となっている場合、まずは生活改善で、ホルモンバランスの乱れの改善を目指します。

ストレスをなるべく溜めないような生活を心がけ、食生活の乱れや寝不足などを解消し、定期的に経過を観察します。

ホルモン治療

生活改善でも症状が改善されない場合には、医師の判断により、ホルモン治療に移行していきます。

ホルモン治療とは、分泌量の不足しているホルモンを直接補ったり、排卵誘発剤で、排卵を促したりする治療のことです。

ホルモン治療は、飲み薬で長期的に経過を見ていく方法と、更に強力な注射での投与などの方法が用いられます。

甲状腺や脳の専門医との連携

脳の視床下部や下垂体の異常や、腫瘍が見つかった場合には、医師の判断で脳外科医との連携での治療にすすみます。

また甲状腺の異常の場合にも、甲状腺の専門医との連携で治療が行われる場合があります。

5. 卵巣機能不全でも妊娠できる?

卵巣機能不全と診断されると、不安に感じる方も多いと思います。

しかし、卵巣機能不全を改善していく手段は、現代医学の中にいくつもあります。

そのため、卵巣機能不全と診断された場合でも、落ち込まずにしっかりと治療を行うことで妊娠の可能性を高めていくことができます。

治療に頼りすぎず生活習慣の見直しも

治療の項目でも説明しましたが、卵巣機能不全は普段の生活が影響して起こる場合もあります。

そのため、妊娠を希望している場合は、今までの生活を見直して、改めて規則正しい生活を送るように心がけることも大切です。

卵巣の機能をしっかりと維持するためにも、健康的な生活を日々心がけるようにしましょう。

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