黄体化非破裂卵胞症候群とは?妊娠への影響は?治療法は?

1. 黄体化非破裂卵胞症候群とは?

黄体化非破裂卵胞症候群とは、女性側の不妊原因の1つです。

不妊に悩む約18%の女性が、この黄体化非破裂卵胞症候群といわれています。

英語名が「Luteinized Unruptured Follicle」のため、通称「LUF」とも呼ばれています。

黄体化非破裂卵胞症候群はどんな状態?

基礎体温で高温期となっているのに、実は卵胞が破裂していない状態が、黄体化未破裂卵胞(LUF)です。

高温期に入っているため、卵胞は黄体化していても、排卵は起こっていない状態です。

そのため、黄体化非破裂卵胞症候群自体で、妊娠することはありません。

原因不明の一因である、黄体化非破裂卵胞症候群

黄体化非破裂卵胞症候群の原因については、すべての原因が判明しているわけではありません。

よって、黄体化非破裂卵胞症候群は、原因不明不妊の一因とも考えられています。

しかし、「多嚢胞性卵巣症候群」「子宮内膜症」「骨盤内感染者」の方に、よく見られるという傾向があるようです。

黄体化非破裂卵胞症候群のおもな原因

原因不明とされている黄体化非破裂卵胞症候群ですが、原因の分かっているものもあります。

おもな原因としては下記の2つがあげられます。

  • 黄体機能不全
  • 服用している薬の副作用

それでは、1つずつ詳しく説明します。

黄体機能不全

黄体機能不全は、黄体ホルモンを分泌する組織である、黄体が機能しなくなる疾患です。

原因として、ホルモンを分泌している脳下垂体の異常が考えられます。

黄体が正常に機能しなくなることによって、黄体化非破裂卵胞症候群に繋がっていると考えられています。

服用している薬の副作用

「インドメタシン」や「非ステロイド性消炎鎮痛剤」を長期的に服用している場合、黄体化非破裂卵胞症候群を引き起こしやすくなります。

これらの薬の服用は、排卵に関わるプロスタグランジンという、生理活性物質の生産を抑制する作用があるためです。

黄体化非破裂卵胞症候群の症状

黄体化非破裂卵胞症候群は、見た目などの症状が全くありません。

基礎体温も、低温期と高温期の2層にしっかりと分かれているため、一見しっかりと排卵しているように見えます。

自覚症状がないため、病院での検査を受けないと発見しにくいのです。

2. 黄体化非破裂卵胞症候群の検査方法

黄体化未破裂卵胞のおもな検査方法には、経腟超音波検査が用いられます。

経腟超音波検査

経膣超音波検査は、膣内を超音波(エコー)を使って検査する方法です。

実際に膣内の膣内の様子、が超音波によって映像として写し出されます。

そのため、排卵しているかどうか目視で確認することができます。

その他、血液検査や腹腔鏡検査の場合も

基本的に、黄体化非破裂卵胞症候群の検査は経腟超音波検査ですが、場合によっては血液検査や腹腔鏡検査も行われます。

こちらは、担当する医師の判断により、検査が必要となる場合があります。

3. 黄体化非破裂卵胞症候群の治療法

黄体化非破裂卵胞症候群は頻繁におこらない

黄体化非破裂卵胞症候群は、基本的にそんなに頻繁に起こる症状ではありません。

実際に、不妊症ではない人でも、5%程度の割合で起こるとされています。

基本的な治療は経過観測

誰でも起こる可能性のある黄体化非破裂卵胞症候群ですので、ほとんどの場合、具体的な治療を行うことはありません。

基本的には経過を観測して、自然に排卵するタイミングを見計らうことになります。

改善が見られない場合は排卵誘発剤

経過を観測していても、なかなか排卵しない場合には、排卵誘発剤を用いての治療に切り替わります。

排卵誘発剤には、飲み薬と、更に強力な注射での投与があります。

医師の判断により、飲み薬から注射へとステップアップする治療が一般的です。

場合によっては、腹腔鏡検査での治療も

黄体化非破裂卵胞症候群の反復性がある場合などには、医師の判断により、腹腔鏡検査に移行していきます。

これは、骨盤内感染症や癒着などの原因を突きとめるためです。

そして場合によっては、腹腔鏡検査中に癒着などを除去して、治療してしまう場合もあります。

4. 人工授精や体外受精へのステップアップ

黄体化非破裂卵胞症候群は、基本的には経過観測となり、排卵したタイミングで確実に妊娠するような方法をとるしかありません。

よって、医師の判断によっては、人工授精や体外受精をすすめられることもあります。

特に、排卵誘発剤での治療で効果が得られない場合には、体外受精をすすめられる場合が多いようです。

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5. 黄体化非破裂卵胞症候群の妊娠への影響

黄体化非破裂卵胞症候群でも妊娠の可能性

実は黄体化非破裂卵胞症候群と妊娠は、同じタイミングで起こる場合があります。

これは、卵子を作る卵巣が2つあるために起こります。

1つが黄体化非破裂卵胞症候群で機能しなくても、もう1つが正常に排卵している可能性があるためです。

そのため、排卵した方が受精しているという場合もありえるのです。

黄体化非破裂卵胞症候群と妊活

このように、片方の卵巣でも正常に機能している場合もあります。

そのため、黄体化未破裂卵胞症候群と診断されながらも、妊娠が成立する可能性はあります。

黄体化未破裂卵胞の疑いがある方は、速やかに医師の診療を受けることをおすすめします。

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