会陰マッサージをすれば会陰切開は防げるの?いつからやればいい?

1. 妊娠中の会陰ケア

妊婦さんにぜひ行って欲しいことの一つが、出産に向けた会陰のケアです。

分娩時、胎児が出てくるときに会陰が裂けたり、必要に応じて切開されることがあります。

しかし妊娠中にマッサージなどで会陰を柔らかくしておけば、裂傷や切開を予防できる可能性があるのです。

会陰裂傷とは?

分娩の際、膣や会陰部が限界まで伸びきって切れてしまうのが会陰裂傷です。

初めての出産やお産が急激に進んだ場合、または胎児が非常に大きいときに起こります。

傷の深さに応じて4段階に分けられ、ひどいときには直腸や肛門の粘膜まで傷ついたり、大量の出血を起こす恐れもあります。

会陰切開とは

会陰が肛門まで裂けたり、傷口が複雑になるのを防ぐため、医師の判断で分娩時に会陰を切開することがあります。

切開をしてもしなくても、回復にかかる時間はさほど変わらないといわれています。

2. 会陰マッサージとは

妊娠中に会陰をマッサージすることで柔らかくしておき、分娩時に伸びやすくしておくものです。

会陰が裂ける理由は、分娩時に膣や会陰部分の伸びが不十分なことであるため、伸びやすくすることで裂けるのを予防するのです。

会陰マッサージのやり方

清潔な手で会陰部分をUの字や円を描くようにマッサージします。

このとき、マッサージオイルを使うとマッサージしやすくなります。

1. Uの字マッサージ

指にオイルをつけて膣のまわりをUの字を描くように優しくマッサージします。

直接触れるのが気になる場合は、オイルを染み込ませたコットンを指に挟むようにしてマッサージします。

力加減はやや強め、ただし痛みを感じない程度が目安です。

2. くるくるマッサージ

会陰と肛門の間を、真横に円を描くようにくるくるとマッサージします。

小さな円を続けて描くようにするのがポイントです。

肛門に触れないよう注意し、もし触れた場合は一度手を洗ってからマッサージを再開します。

3. マッサージのポイント

  • マッサージの前に必ず手を洗い清潔にする
  • 使用するオイルは事前にパッチテストをしておく
  • お腹が張るときはお休みする
  • 細菌感染を防ぐため、膣の中には手を入れない
  • Uの字とくるくる、両方合わせて5~10分を目安に行う

初めてマッサージを行うときは、体調を見ながら無理のない範囲で行いましょう。

最初は2~3日に1回、慣れてきたら毎日行うと良いでしょう。

3. 会陰マッサージをすると裂けない?

マッサージをしていても、会陰裂傷になることはあります。

また、妊娠中に継続して行うと良いという説もありますが、出産直前に行うとより良いという意見もあります。

分娩の状況によっては、会陰切開が必要と判断されることもあります。

会陰マッサージの効果のほどは?

分娩時の状況は個人差があり、同じ人でも妊娠の度に異なる出産になるといわれています。

また、思わぬ事態で急な出産を迎える可能性もあり、会陰マッサージがどれくらい効果があるのかは一概には言えません。

ただし、膣や会陰を柔軟にしておくと赤ちゃんが出てきやすくなるので、ママにとっても赤ちゃんにとっても良いことです。

4. いつから始める?

会陰マッサージは妊娠後期、34週頃から始めると良いでしょう。

医師に相談し、体調を見ながら行うのが大切です。

やり方や始める時期がわからないときは、医師や助産師に相談しアドバイスをもらいましょう。

5. マッサージオイルの種類

膣や会陰はデリケートな部分なので、マッサージオイルは天然由来のものが安心です。

ただし、オイルの中には刺激の強いものがあり、肌荒れの原因にもなるので注意が必要です。

アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイルも、皮膚刺激性の強いものがあるので気をつける必要があります。

6. マッサージ以外の会陰ケア

マッサージ以外にも会陰を柔らかくする方法があります。

妊娠中の運動としても適しているので、積極的に取り入れましょう。

会陰を柔らかくする方法

  • ストレッチ
  • マタニティヨガ
  • 雑巾がけ
  • 壁ふき

ストレッチやヨガで股関節を伸ばすのは、会陰を柔らかくするのに最適な運動です。

また、雑巾がけや壁ふきは腰を落としてしゃがむような姿勢になるので、会陰周辺の曲げ伸ばし運動となります。

7. 会陰を温めると良い?

会陰マッサージの他にも、会陰を温めると血流が良くなるので伸びやすくなります。

1. こんにゃく湿布

こんにゃくを湯せんして温め、タオルで巻いて会陰にあて30分ほど温めます。

じわじわと体が温まり、会陰の伸びを良くしてくれます。

2. 湯たんぽ

湯たんぽを股間に挟み、会陰を温めることもできます。

ただし、タオルに何重にもくるむなどして、やけどしないよう気をつけましょう。

3. オイル湿布

お風呂上りなど体が温まっているときに、マッサージに使うオイルを染み込ませたコットンを生理用ナプキンに乗せ会陰にあてておきます。

皮膚へのオイルの浸透が良くなり、会陰部分を柔らかくしてくれます。

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