排卵障害でも妊娠する人がいるのはなぜ?どのくらいの確率?

1. 排卵障害と診断されたら

不妊の原因の1つに排卵障害があります。

女性の不妊の原因として、排卵障害は実に30%を締めています。

不妊検査で、排卵障害と診断されてしまうと不安になる方も多いと思います。

しかし、排卵障害と診断された方でも、妊娠しにくいというだけで、絶対に妊娠しないわけではありません。

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2. 排卵障害とは?

排卵障害とは、通常生理周期に1回は起こる排卵が、スムーズに行われない障害のことです。

時々排卵が起こらないような軽度の症状から、全く排卵が起きない重度なものまでさまざまです。

排卵障害はなぜ起こる?

排卵障害が起こる原因は1つではありません。

そのため、原因がしっかりと突き止められるものから、原因不明のものまでさまざまです。

排卵障害のおもな原因

排卵障害と診断されるおもな原因は、以下の6つです。

  • 卵胞刺激ホルモンの異常
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 黄体機能不全
  • 早期閉経
  • 太り過ぎや瘦せ過ぎ

それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。

卵胞刺激ホルモンの異常

卵胞刺激ホルモンとは、名前の通り、卵胞を刺激して発育を促すためのホルモンです。

卵胞刺激ホルモンは、脳下垂体が指令を出して分泌されます。

しかし、卵胞刺激ホルモンの分泌量が低下していると、卵胞が十分に育つことができません。

そして、結果として排卵障害に繋がります。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の表面に、卵胞が沢山できてしまう異常です。

それぞれの卵胞が、ある程度の大きさまでは育ちますが、排卵には至りません。

そのため、排卵障害と診断されます。

黄体機能不全

女性ホルモンの1つである、黄体ホルモンを分泌する「黄体」という組織が、スムーズに機能しなくなる疾患です。

黄体ホルモンは、女性の高温期に分泌量が多くなり、子宮内膜を厚くしたり、妊娠しやすい体作りをする役目を持っています。

しかし、黄体がうまく機能しないと、黄体ホルモンの分泌量も低下します。

結果として、妊娠しにくい体になってしまいます。

早期閉経

通常、女性が閉経を迎える年齢は50代頃といわれています。

しかし、20〜30代の若い女性が閉経を迎えてしまう場合があります。

早期閉経には、遺伝性のものや免疫の疾患など、原因もさまざまです。

閉経すると排卵は起こらないので、自然妊娠は望めません。

太り過ぎや瘦せ過ぎ

太り過ぎや瘦せ過ぎも、不妊の原因となります。

女性ホルモンは脂肪に溶けやすい特徴があるため、脂肪が多いと、身体に女性ホルモンが蓄積しバランスを崩します。

また、瘦せ過ぎの場合も、ホルモンバランスが崩れやすいため、排卵しにくくなってしまいます。

急なダイエットなども、排卵障害に繋がる可能性があります。

3. 排卵障害でも妊娠できる?

排卵障害と診断されると、誰でも不安になると思います。

しかし、排卵障害と診断された場合でも、妊娠の可能性は0ではありません。

原因を突き止めてしっかりと治療を

排卵障害でも、妊娠の可能性はあるからと、放置するのは危険です。

妊娠を希望しているのであれば、少しでも妊娠の可能性を高める必要があるからです。

原因の項でも説明した通り、排卵障害にも複数の原因があります。

そのため、しっかりと原因を突き止めて治療をしていくことをおすすめします。

排卵障害でも妊娠する確率

排卵障害でも妊娠する確率は、どのくらいなのかは気になるところですよね。

排卵障害の症状や程度も人それぞれのため、一概に確率を示すことはできません。

しかし、しっかりと医師の指示のもとに治療を行うことによって、妊娠の可能性を高めることはできます。

4. 排卵障害の治療法

ここでは、排卵障害の詳しい治療法についてご紹介します。

卵胞刺激ホルモンの異常

卵胞刺激ホルモンの異常の治療は、おもに薬の服用と注射です。

まずはクロミッドなどの、排卵を誘発する飲み薬を用いた治療を行います。

飲み薬で改善が見られない場合には、hMGやhCGなどの、より強力に排卵を誘発する注射を用いて排卵を促します。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群の場合も、まずは排卵を誘発する飲み薬や注射での治療になります。

それでも改善が見られない場合、腹腔鏡手術に進む場合があります。

腹腔鏡手術は両側の卵巣に小さな穴をあけ、排卵率を回復させる方法です。

高い効果が期待できる反面、全身麻酔での治療であることや、効果の持続期間が1年程度というデメリットもあります。

黄体機能不全

黄体機能不全の治療には、2通りの治療法があります。

1つは、低温期の間に、排卵誘発剤の飲み薬や注射を用いて排卵を促す方法です。

そしてもう1つは、子宮内膜を発育し維持するために、黄体ホルモンを直接投与して、体内の黄体ホルモンを増やす方法です。

また漢方などを用いて、効果を期待する方法などもあります。

早期閉経

早期閉経は、卵巣機能が完全に停止している状態ですので、基本的に治療が難しいとされています。

排卵の可能性がある場合には、ホルモン治療を行い、飲み薬や注射で排卵を促す治療になります。

まだ卵子が残っている場合には、卵子を採取しておき、人工授精などにステップアップしていく方法もあります。

太り過ぎや瘦せ過ぎ

太り過ぎや瘦せ過ぎが原因の場合は、生活改善などにより、健康を維持できる体型に改善する方法が用いられます。

それでも効果が見られない場合は、排卵を誘発するための薬の服用や、注射での治療になります。

5. 不妊治療ステップアップの可能性

排卵障害の根本治療を試みても、なかなか改善がみられない場合があります。

そんな時は、医師の判断により、人工授精や体外受精へのステップアップをすすめられるでしょう。

排卵障害の根本治療にこだわらず、このような方法も視野に入れておくことで、より妊娠の可能性を高めることができます。

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